体臭を克服したい

体臭に長年悩んでいる女が日々の思いや悩みをつらつらと書いております。

普通

ずっと普通になりたいと思ってきた。

臭いのせいでただそこに存在することが難しかった。どんな障害があってもそこにいるだけで悪口を言われることは少ないだろう。

私は存在しているだけで悪口を言われ、どこにも居場所がなかった。教室も職場も常に息苦しかった。


いることが許されない感覚をずっと味わってきた。私がいるだけでその場の空気は悪くなり、みんな鼻をすすり始めた。空気が悪いと言って窓を開けられたり、わざわざ私の近くまで来て臭いを嗅ぐ奴もいた。自分のせいで周りに迷惑をかけているという感覚をずっと感じていた。


当たり前が当たり前じゃない生活をずっと送っていたから、普通に存在できるということに憧れがあった。今もある。その憧れを目標に今も生きている。

普通が人によって違うことは重々承知だが、人と同じスタートラインぐらいには立ちたいと思う。これを願うことは無謀なことなのだろうか。私には分からない。他人の普通を望みすぎて現実が見れていないのだろうか。


いつか私にも”普通”な日常を送れる日々が来るのだろうか。他人と会った時に不安にならない、気軽に外に出かけられる、電車に気兼ねなく乗れる、隣に人が来ても堂々としていられる、人と楽しくコミュニケーションが取れる…、そんな当たり前のことが出来る”普通”の日常が来るのだろうか。今の私は何するにも臭いのことばかり考えてストレスだらけだ。