体臭を克服したい

体臭に長年悩んでいる女が日々の思いや悩みをつらつらと書いております。

臭いの経歴〜高校時代〜

高校生になった。何とか行きたい高校に進学することが出来た。高校では臭いについて言われないようにしなくては。中学で何一つ解決していないのに強くそんな事を思っていた。高校では心機一転頑張ろう、私は期待に満ち溢れていた。しかし、現実は厳しい。当たり前と言えば当たり前だが、すぐに体臭の問題は出始めた。しかも悪化して。私がクラスに入るとクラスの臭いが臭くなった。モアっとした篭ったような臭い。クラスの人が空気が悪いと言って窓を開けた。それから、冬でも私のクラスは窓が空いてるのが普通になった。クラスの男子は私の臭いについてこそこそと話していた。女子が何も言ってこないのが救いだった。ただ、男子も中学の頃のようにあからさまな態度を取る人はいなかった。仲良くしてくれる子もできて中学よりはかなり生きやすかった。



当時、勇気を出して友達に私臭いかなと聞いたことがあった。分からない、臭くないと言われることがほとんどだった。自分の体臭が謎だった。ただ自分が使っているリュックや筆箱は必ず臭くなり、制服も女子のような良い匂いは全くしなかった。自分では感じることのできない臭い、でも確実に放っている、そして感じない人もいる、よく分からなかった。



中学高校と1番辛い行事は席替えだった。臭い持ちの人なら分かってもらえるだろう。席替えの日が近づくと不安でしょうがなく心が重かった。席替えの前日は夜も眠れないほど辛かった。本来クラスのお楽しみ行事なはずなのに私は大嫌いだった。私が近くになるとあからさまに嫌な顔をしたり、目配せをして当たっちゃったよ、、、のような合図を送る人たちがいた。本当に嫌なのはこっちだ!と心の中で思っていたが誰にもいえなかった。苦手な人が近くに来ると臭いに対する反応をされて何度か辛さで泣きそうになった。その度はを食いしばって必死に涙をこらえた。授業に集中なんて出来ず、その日をやり過ごすのに精一杯だった。