体臭を克服したい

体臭に長年悩んでいる女が日々の思いや悩みをつらつらと書いております。

人との付き合い方


コミュニケーションが疲れる。


人と話す時は臭いと思われていないか常に気にしながら話している。特に異性相手だとさらにそれが強まる。少しでも相手が鼻すんしたり、喉がガラガラするなどの臭いへの反応をしてきたらもう頭は真っ白だ。一気にその場が地獄に変わり、話の内容なんて入ってこなくなる。そして、その人と物理的にも心理的にも距離を取るようになる。相手が臭いの反応しているのを見るのは精神的に辛すぎるのだ。


これを続けていると周りからも少し距離の詰め方が難しい子として見られようになってしまった。どんどん他人との距離が開いていって結果扱いが難しい子としてみなされ、ちょっと浮いた存在となる。決して良いとは言えないコミュニケーションではあるが、自分が臭いで苦しまないために行き着いた先がこれだった。これを普通の人がみたら異常だと思うのだろうか。でもこれが私の日常なのだ。常に臭いのことを考え、会話しながら相手の様子を伺い、反応が出たら距離を取る。これを10年以上続けてきた。


ただ最近、なんだか苦しい。相手が臭いの反応した時にごめんあたし臭いんだよね〜って明るく言えたら楽だろうなと思う。今自分は相手は臭いことに気付いていても、私がそれに触れられたくないから自分から距離をとってその話題をさせないようにしている。私はどんどん腫れ物になり、臭いの話は絶対的タブーになる。そんなことを続けていたら心がどんどん苦しくなってしまった。

最近LGBTの方がオープンに自分の性について話して、周りからも受け入れられているのをみて自分もこうなりたいと思った。明るく、自分をしっかりと持って話していた。多少のいじりも笑顔で返していた。もっと自分の悩みを話せたらコミュニケーションも変わるのだろうか。性格も明るくなれるのだろうか。確固とした芯を持てるようになるだろうか。いじられても堂々としていられるようになるのだろうか。分からないけど、きっと今よりも生きやすくなることはなんとなく想像できる。周りに言って少しでも臭いについて理解してもらいたい。そして自分を受け入れてもらいたい。


私がこれを実現できるのは何年後だろう。すぐには難しそうだ。いつか私が楽しくコミュニケーションを取れるようになる未来のために、少しずつ自分を開示していけたらいいな。